埼玉県ふじみ野市で親子リトミック「田口綾子リトミックラランド」を13年行っている田口綾子です。
本日は、都内の保育園で1、2歳の園児ちゃん達にリトミック♪
今日2歳児のリトミックでは、リンゴを取ったりどんぐりを拾ったりしました。
こういう活動をする時、私はリンゴやどんぐりの絵を見せることはあっても(言葉だけではりんごが想像できない年齢の子もいる時)、
りんごのイミテーション(100均で売っているような模造品)を使ったりしません。
なぜなら、
子ども達はそこに本当に物があるかのように想像する天才だから!!
私のリトミックはどのように活動をしているかというと、
エアー(パントマイム的)のりんご狩りやどんぐり拾いをしました。
正直、エアーですとインスタ映えなどはしません🤣
でもね、
「子どもにどんなことを経験する機会にしたいか」
「教育の本質はなんなのか?」を考えたら、
断然イミテーションなどの「物」に頼りすぎないことって必要だと思うんです。
親目線で見たら、「楽しそう〜!」となるものが、果たして子どもの教育にとってもいいものに直結するとは限らないです。
さらに言うと、
講師が良かれと思ってやったこと(子ども達を楽しませたいからとりんごなどの具体物を用意する行為)が
逆に子どもの想像力を掻き立てる機会を奪っていたり子どもの才能の芽を摘むことにもなりかねないとも思ってます。。
正直、物に目がいきすぎて肝心の音楽を聴けなくなっていたり、そのような豪華に見える「物」がないと子どもがレッスンに食いついてこない(←子どもの喜びの目的が「物」になってしまっている)・・というケースもあるようで、別の講師の方からご相談をいただいたこともあります。。
子どもは想像力の天才!
講師側が、そこにりんごがあるかのような表現や表情、問いかけをすることで、子ども達はスッとその世界に入る。
今日レッスンを行った2歳児の子達もまさにそうでした。
「このりんご美味しそう!」
「もう食べちゃった!」
「僕が拾ったのは帽子のついたどんぐりなんだよ!」
今日のレッスンで実際に2歳児ちゃんから出た言葉です。
実物などなく、エアーでの活動にも関わらずこの想像力。
天才じゃないですか!?
リトミックは音楽の中で活動が展開されていくので、講師側の奏でる音楽もとても大切にしていますが、
音楽的なねらい以外のも、このような「想像力を掻き立て伸ばす経験」もとても大切にしています。
画像だけで見たら、私のリトミックはインスタ映えにはならず地味かもしれません笑
でも、子ども達の脳内や心の動きを見れるとしたら、「子ども達の脳が活性化していたり子ども達の心が動いていた」。
私はそんなレッスンを目指しています。
そういう本質の部分をこれからも大切にしていきたいと心から思います★